笈ヶ岳 西尾根

日にち:2023年4月4〜5日
山域:笈ヶ岳 西尾根
メンバー:I垣、他1

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一里野ゲート〜ジライ谷〜1410m付近 テント設営〜清水谷〜西尾根〜笈ヶ岳〜シリタカ山〜冬瓜平〜泊地
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泊地〜山毛欅尾山〜一里野

以前、秋に清水谷から笈ヶ岳に行った時に、積雪期に殺生岩はどうなっているんだろう?と気になっていて今回、計画してみました。
ただ、今年の雪解けの速さに、すでに笈ヶ岳は真っ黒とも聞いていたので遅いかもと思いながら3:30、出発。
のはずが、道を間違えて歩き始めてしまい、1.5時間のロス…仕切り直して5:00スタートです。林道を歩き野猿公園からジライ谷取付きで既に6:30…今日中に西尾根を回ってテンバに戻って来れるのかな。
ジライ谷ルートは岩登り、木登りみたいな楽しい急登です。お天気も良く、林道もたっぷり歩いて身体は眠く、長閑な時間が過ぎていきます。冬瓜平には10:30くらいに到着。テントを張り、おやつとロープ、ギアを持って西尾根へ。ちなみに殺生岩は真っ黒です…
尾根や谷を降りやすいところから清水谷に800m降りて登り返します。降りる途中に古い踏み跡がありました。
西尾根に乗ったらヒラヒラピンクテープを発見しました。夏道も一部でていて、雪を歩いたり夏道を歩いたりしながら上がっていきます。
殺生岩手前のピークは景色が素晴らしくて、全装担いでここでテント張れば良かったかなと本気で残念に思ったほどでした。
殺生岩はやはり足元しか雪はなく脆い岩だけが存在感を放っていました。もうちょい雪欲しかったなぁと思いながら夏道を上がりました。ここの夏道は急で、緩んで立った雪はちょっぴり嫌らしい。でもロープを出すほどでもなく、あがりきりました。そこから先は秋だと笹藪が面倒でしたが雪で稜線が山頂まで繋がり大変歩きやすい道でした。山頂には15:11到着。夕陽に近い、柔らかなオレンジ色になってきました。あとはトレースたっぷりのシリタカ山、冬瓜山トラバースをして17:00テントに到着。時間がかかって疲れ果てての帰宅を予想していたので夕食は簡単調理。眠くて眠くて20:00には就寝しました。朝までぐっすり…と言いたかったのに夜中から鼻水が止まらず浅い眠りでした。
2日目はのんびりと7:50出発。ここから先は初めて歩くルートなので下山も楽しみでした。1000mくらいからは雪もかなり薄くなり最後は導水管の長い階段をひたすら降りました。
マンサク、カタクリ、イワウチワ、蕗のとう等が登山道を彩り、春を知らせてくれていました。
穏やかな、優しい時間でした。
また、もう少し雪のある時期に行ってみたいです。

清水谷への下り。右上に西尾根から笈ヶ岳

殺生岩は真っ黒でした…右から巻きます

山頂へ伸びる稜線