西穂高岳 西尾根

日にち:2023年12月18〜19日
山域:西穂高岳 西尾根
メンバー:I垣、他1
ルート:新穂高〜西尾根〜西穂高岳〜ロープウェイ駅

先週があまりに暖かく、アイスクライミングを断念。路面凍結も恐怖しかなく、天気も新穂高あたりがまだ行けそうな感じ。なので今回は西穂高岳の西尾根に転戦しました。

12/18  晴れ
6時半、新穂高をスタート。すでに寒すぎて先が思いやられる。それでも穂高平小屋に着く頃にはポカポカしてきた。尾根に取り付くが薮ばかり。雪はフワフワなので、先週は全部一回溶けたのかな?踏み抜きがあったり、これはこれでなかなか歩きにくい。やっぱり早かったかなぁと思いながらせっせと歩く。予定のテンバに着く頃にはそれなりに雪もあって安心。景色もキレイだけど何より寒い。早く着いたし、早く食べて早く寝ました。前回の八ヶ岳より寒い。

12/19   曇りのち雪
夜中、足が少し寒かったりしたけど何とか寝れました。スタートは岩場からなのでアイゼン、ハーネスをつけて6:40出発。今が1番日が短いので朝もなかなか明るくならない。
標高なのか体力なくなったのか、身体がなかなか上がらない。先頭、頑張ってるんですけど…お天気、間に合うかしら。
岩場を越えたら北西尾根とのジャンクション。春にはこちらから登ってこの西尾根を降ったんだよねぇ。感慨に浸る間もなく、とにかく足を運んでいくのみ。雪は硬いけどアイゼンもピッケルも効くし硬すぎなくて助かった。
あと100mほど標高を上げたら山頂、というところで、まさかの!私の左足アイゼンが外れて転がっていく…。ちょうど岩峰を登り始めたところで30mほどルンゼを転がっていき、ロープを出して回収する。こんなとこで片足アイゼンて、もうどうしようもない。怖すぎる時間でした。
10:35登頂。槍ヶ岳方面から暗い雲が迫ってきている。写真を撮ってすぐに下山。さらにせっせと歩く。本峰直下は1箇所懸垂。他はカチカチの氷、岩、雪のミックスで一般道であろうとも全く気は抜けない。さらにガスガスになってきた…標高が下がってくるとガスも少し薄くなり独標まで来てようやくホッと一安心。その後、天気がさらに悪くなってきて雪も降ってきたのでロープウェイで下山することにしました。

今回はとにかく寒いこと、お天気が微妙なことで山域も迷ったけど来れて良かったです。
ありがとうございました。