笈ヶ岳

日にち:2024年3月14〜16日
山域:笈ヶ岳 
メンバー:I垣、他2

ルート
3/14 駐車場〜鶴平新道〜三方岩岳〜テント泊
3/15 泊地〜瓢箪山〜国見山〜仙人窟岳〜笈ヶ岳〜泊地
3/16  泊地〜三方岩岳〜1586.3m〜1471m〜林道〜駐車場

白山の北方稜線を逆に?歩いて笈ヶ岳に行ってきました。

3/14  晴れ
トヨタ自然学校近くの登山者駐車場に車を停める。BCのパーティーが何台かおり、駐車場は既に賑やか。7時出発、歩き始めてすぐにワカン装着でモモまでの雪。辛うじて新雪だけどこの時期だから湿雪で重ため。
交代でラッセルを回す。1時間くらい?歩いたらスキートレースに合流できた!しばらくはスキートレースに助けられました。稜線に11時着。稜線も雪深いな…今週火曜の土砂降りを思い出し、山は全部降雪だったのだろうと諦めて、ラッセルの覚悟を決める。ジリジリと歩き、3時間でやっと三方岩岳。風も強い。早くテント張りたいからテンバ探し。瓢箪山手前のブッシュの隣に雪を掘ってブロックを作り、テントを設営。重たい雪のラッセルに3人ともぐったりで20時前には就寝。

3/15 晴れ
6時出発して、今日もラッセルを頑張るしかない。思った以上に一日中、風が収まらず体力を奪われてる気がした。強い風で雪庇やシュカブラがたくさん。朝日に輝いて、残雪期というか厳冬期に近い白さ。国見山のピークは巻いて仙人窟岳に向かう。この稜線がまた、地味に長い。雪庇踏み抜きそうで油断できない。登攀とはまた違った緊張感。フルマラソン、走ったことないけどこんな感じなんだろうか。
6時間半かかって12:30登頂。小笈あたりからは風が強すぎて真っ直ぐ立てない。ヨロヨロしながら山頂に向かった。山頂にいたのは多分5分程度。風が強すぎて寒い。30分ほど下り、風が弱いところでやっと休憩。帰りも長い。天気が良いことだけが救いで全て。みんながどんどん疲れてぐったりしてるのが背中で語ってる(笑)
何とか17時テントに帰宅。ヘッデン出さずに済んでよかった!ぐるっと回り込む形の稜線は朝のスタート時に2年前の長かった塩見岳を彷彿とさせて、ちょい嫌な予感でした。(あの時はテントに22時着だった…)予感が当たらなくて良かったです。
夜はとっておきオツマミも出して登頂を祝う。でもやっぱり眠くて21時すぎには就寝。

3/16  晴れ
帰りも長いから、7時すぎに出発。帰りは三方岩岳から尾根を下ることにした。三方岩岳までの登りはみんな無言。そこからは岩の基部をトラバースして尾根に乗り、登りは無言ラッセルになり、1200m辺りまでは順調に降りたけど。そこから先は雪が腐って踏み抜きばっかりで歩きづらかった。我慢で白谷の河原に何とか降りて林道へ。車に11時到着。

アイゼンばっちりの残雪期をイメージしていたら新雪たっぷり、強風のなか長距離でしたが天気は良かったです。
先月はグレーのガスガス笈だったからリベンジできたし、山岳会に入った頃からずっと仙人窟岳に行ってみたかったから嬉しかったです。
ありがとうございました。