【山行報告】立山 山スキー

日時:平成24年11月23~25日
山域:立山
メンバー:
 23日入 浅瀬、北
 24日入 高橋、崎田
 25日入 福田、内島

毎年11月末の週末は立山詣でと相場が決まっているのです(勝手にきめるんじゃない!)。
ということでメンバーを募り、立山に入りました。

23日 曇
朝一の立山高原バスにスムーズに乗り込み、室堂へ。
室堂では、環境省かな?の方がキャンプをされる方への注意を促されています。
「今は地獄谷の活動が活発なので注意して下さい」
「キャンプを張るときには、植生に気をつけてください」
「携帯トイレをご使用下さい」
そりゃぁそうです。雷鳥沢には多数のキャンプが張られて、それぞれがキジを撃ったら、春には大変なことになりますよね。と言う事でイソイソと携帯トイレを購入いたしました。

室堂を出ると一面のガス、視界がゼロ。分かっていましたが悲しいです。

いつも通り、立山室堂山荘の下から称名川上流に滑り込み、雷鳥沢に向かいましょう。


滑りこむポイントを探ろうと谷を覗きこんだ所で、「ドスッ」と足元に亀裂が走り雪庇ごと崩落!
幸い小さな雪庇で、私は3mほど落ちた所で止まりました。ホッ
視界が無い中で、緩やかな尾根が派生してるように見えたんですが、油断大敵・気の緩みが運命を分かつ事があるのです。注意!注意!
崩落した雪庇。注意!!

その後雷鳥沢に到着し、テントを張ります。
おニューのテント「マキちゃん」のお披露目です。うーん、新しいテントはいい匂いがしますね。

テントも張りましたし、では北さん、一本行っときますか。
視界はゼロですが雷鳥沢なら見当がつきますから。
雪や風が無いので問題なく登っていき、上部の適当な所でドロップイン!
今年の立山は雪が豊富ですねー。
しかもかなり安定しており、底づきをしてしまって『パフパフを楽しむ』雪では無いのがちょっと残念。
それでもほぼノートラックの雷鳥沢を、平衡感覚をクルクルさせながら楽しみました。

24日 晴れ
嬉しいことに今日の予報は晴れです。ありがとう、お天道様!
大走りから真砂岳へ向かいます。
真っ白な雪面にシールを利かせて、徐々に高度を上げ、見える景色がどんどん拡がっていく!
山スキーっていいなー。



上部はカリカリで、クトーでは少々難儀しながら、登山道方面にトラバースして内蔵助カールのコルへ。

スキートレースの無いだだっ広いカールに飛び込め~!

弱層テスト。15cmくらいの所に弱層。20回で剪断。(Moderate)



ふ~、気持よかったですね。
では登り返しましょうか。
と、ここで浅瀬のシールに雪がついてしまって、板にくっついてくれないアクシデントが!
なんとかテープで貼り付けましたが、斜度がきつくなった所でダメ。結局ツボで上がりました。

コルに上がって、あとは大走りの谷を滑ります。
こちらはスキートレースでギタギタです。
確かにいい斜面ですが反対側もちょっと行ってみたら面白いのに。



テント場に到着して、シールを干します。復活してー(願)

などしていたら本日入山の高橋・崎田Pから電話が。
「今、雷鳥沢を登ってる所。こっちからテント場が見えるよー」
雷鳥沢を2本滑って、テントで合流することが出来ました。

25日 快晴
昨晩は少し降雪があり、雪面もうっすらリセットされました。
では雷鳥沢の美味しいところを頂きに参りましょう。

雷鳥沢の右手の尾根を登り、適当な所でドロップイン!
滑降距離は短いですが、なかなかですな。
さらにもう一本真ん中の尾根を上り、滑って、テントを撤収にかかります。




本日入山する、福田、内島Pと合流しないと。
室堂でうまく合流し、荷物をデポし、国見山に行ってみます。


国見山から一本滑ります。
北面にあたるため、雪質は想像以上にいい。これはめっけもんですね。
じゃあもう一本行こうか。
国見山の山頂から地形図を見てみると、北尾根を挟んだ反対斜面も面白そうに見える。
どう?ちょっと行ってみない?と滑りこんでみると、これが大正解!
適度な斜面に雪も良く、歓声を上げながら滑る。
この斜面には岩がいくつか見えたので、例年の雪だととても滑れないでしょうね。
あ~、堪能しました。




ここで今日入った2人は、もう一本滑ることとし、お泊りメンバーは下山することにしました。

報告:浅瀬