【山行報告】立山 山スキー

今年に立山は雪が少ない様子。うーん、と悩むが行ってみましょう!

日時:2014年11月22-24日(土-祝)
山域:北ア 立山
メンバー:K村、S田、A瀬、H三、S村、Y野(-23)、U島(23-)

22日(土)晴れ
立山駅は人が少ない。
(皆、寡雪を嫌ったか?)
お陰でスムーズにチケットを購入し、室堂へ。
いい天気だ!

称名川の源頭部に滑り込み雷鳥沢のテント場へ。
ベースを設営し、さて一本いっときますか!

雷鳥沢は既に人が多くいるので、大走沢へ向かいましょう。
新品の山スキー一式にまだ慣れないY村くんのお尻を叩きながら(比喩ですよ)高度を上げていく。
上部の立山方面へのトラバースでウィンドウクラストでカチカチ。
ここはアイゼンをつけていく。

さて、足下には真っ白な内蔵助谷が!
さぁ滑りましょうか、とその前に断面観察をしましょう。
パン、パン、と叩くと容易に破断します!
20cmのスラブと下の新雪との結合部からキレイに破断。
これは『easy』と判断、滑るのを止めましょう。
(時間も遅くなってきていたというのもあり)

再びルートを引き返し、大走沢の源頭部へ。
少し尾根を滑り下り、大走沢を滑り降りる。
(ここも昨年に大雪崩が発生してます。)


23日(日)曇りのち晴れ
夜に地震があったらしく(長野北部 震度6弱)、
「夜中に『ゴー』という音が鳴って山が揺れました」そうな。
(私はグッスリ寝てて気付きませんでした。)

夜半から小雪が舞い、朝からガス。視界が悪い。
視界が悪くても行ける所、という事で勝手知ったる雷鳥沢を目指す。
放射冷却でカチカチの雪面にシール登降は難儀。
「アイゼンの方が早いですね」とアイゼンに履き替えて雷鳥沢を上がる。
大岩の直下でシールを剥がして雷鳥沢へドロップイン。
カチカチで楽しくない…。

滑り降りた所で、K村さんはテントで待機、Y野はここで帰宅、代わりにU島と合流。
天気が少し良くなってきたので、トレースで荒らされていない雷鳥沢の右手の谷を目指す。
適当な所まで上がって滑ると、こちらの雪質は良く(太陽で緩んだ?)、快適な斜面を堪能する!
立山はこうでなくちゃ!

24日(祝)曇り
テントを片して室堂へ。
K村さんに荷物番をお願いし、山崎カールへ。

高曇りの空に風が強い。明らかに天候が悪化するようだ。
まぁ無理しない程度に行きましょう。

一ノ越へのルートからトレースに従いトラバースで山崎カールに向かう。
下から見上げると少ないと思っていた雪が稜線まで問題なく繋がっているではないか。
これは何が何でも行かねば!とテンションが上がる。
シールで稜線まで登り上げ、シールを剥がす。
覗きこむ雪面は高度感タップリ、やや固めだが安定した雪質の広大な斜面にドロップイン!
「ひゃ~たのし~」と自由に滑り下る。

室堂に戻り立山駅行きのバスに駆け込み下界へ。

今年の立山は雪が少なく、例年のパフパフパウダーは楽しめなかったが、それなりに満足の山行となった。

以上
称名川の源頭部に滑り込みます。

雷鳥沢にて。いい天気だ!

大走沢に向かいます。

シャベルコンプレッションテスト。見難いですがキレイに破断しました。

大走沢を滑ります。




カリカリの雷鳥沢へ。