平湯新道(平湯温泉、乗鞍岳)

日程:2021年11月13日(土)
山域:平湯新道(平湯温泉、乗鞍岳)
メンバー:T原

最近歩いていなかったのでトレーニング山行を…天気予報が悪い北陸を避け、天気が良さそうで比較的近い山域を考えると乗鞍あたりになった。
平湯大滝Pに車を停め、羊に見送られて(羊がゲレンデに飼われていた)薄く雪が一面に広がる平湯温泉スキー場のゲレンデを歩く。途中に動物の足跡がいくつか。中には熊と思われる大きな足跡もあった。ゲレンデトップから「乗鞍岳登山口」の道標が立つ平湯新道へ。
全体的に整備されて快適な尾根道を進む。雪はブーツ高さくらい。ずっと森林に囲まれてあまり展望は無い。標高を上げると当然だが雪が深くなってゆく。この季節は装備選定に迷う。家で冬靴を眺めていると大袈裟な気がして、いつものミッドカットのアプローチシューズを履いてきてしまった。しかもゲーターも忘れて足首から雪が入ってくる。道も明瞭さが無くなり、雪も深くなってきたので無理をせず、標高2400mあたりで引き返す事にする。ガスっていたし、展望ももともと無かったので未練は無い。
下りは前歯付きのアイゼンを付けてサクサク降りる。しかし標高が下がり、気温が上がると雪が腐ってきてアイゼンに雪ダンゴが付く。ゲレンデに着くとアイゼンを外すも、今度はシャーベット状の雪に足元をすくわれ、何度も仰向けにコケた。去年買ったばかりのテルモスを凹ませ、使い物にならなくなった。チェーンアイゼンを持ってくれば良かったと後悔。
しかし雪のシーズンはじめに装備の見直しと良いトレーニングになった。