JAN(日本雪崩ネットワーク)ベーシックセイフティキャンプ

日程:2022年1月15〜16日
メンバー:I垣
講習会:JANベーシックセイフティキャンプ


JAN(日本雪崩ネットワーク)ベーシックセイフティキャンプに行ってきました。

(2日間を通して1番怖かったのが行く時の高速道路。滑川あたりの路面凍結が酷くて30分以上ツルツル滑り、パーキングにも出口にも行けず半泣きで運転していました。。。)


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座学の復習とビーコン捜索。

机上は事前学習の内容を元にわかりやすく解説。実際の山の写真を見ながら地形について考える時間が多かったので地形を見る練習になりました。昼からは2時間ほど近くでビーコン捜索、気象データの測定、雪の断面観察。何のために、データをどう判断するか。

1日終わったら頭がぐったりでした。


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昨日やった座学をもとに実際のフィールドへ。まずはスタート地点で気象データの測定。歩くときは雪崩に留意しながらのルーファイ。斜度計で計測した斜度は目測と結構ズレててびっくり。30度って、意外と緩いんですね。

4人埋没設定の捜索はビーコンなしの最後の1人を見つけられなくて残念でした。みんなで並んでプロービングしたけどダメでした。ビーコンなしの捜索って、本当に難しい。それに人手があるということはそれだけ統制が取りにくいので命がかかったその場で冷静な判断、自分がスムーズに動くためには毎年の継続した練習は必要だなぁと改めて思いました。冬初めにいつも思うのですが…。

昨日、麓で掘った雪の断面にあったスラブは標高を上げて掘ってみたら無かったです。あんまり気温が上がらず融解再凍結が起こらなかったのか。

一日のまとめは本日の雪の状態の総合判断。


二日間、内容も盛りだくさんで教える側も大変だったのではないかと思います。

いつか受講したいと思っていましたが今回、受講できて良かったです。講師の先生方の説明も丁寧でわかりやすかったです。自分がいかに分かってないかがよく分かりました。

山に入った時の視点の引き出しもちょっぴり増えたのではないかと思うので、今後の山行に生かしていけたらと思います。

ありがとうございました。