常念岳 一の俣谷

日にち:2022年10月8〜9日
山域:常念岳 一の俣谷
メンバー:I垣、他1

10/8 晴れ
連休初日とあって、バスもなかなかの行列。上高地を何とか6時くらいに出発し、10時入渓。なるべく水に入らず登山道を忠実に辿ることにしました。
下部は滝が続きますが、昔の登山道は薄い踏み跡のトラバース藪漕ぎが続き気が抜けません。
泊まり装備のザックが薮に阻まれてさらに難易度を上げています。
9月のチンネより嫌らしい箇所もいくつか…。
大して進んでないのにすっかり疲れ果ててしまい16:30すぎにテントを張りました。最近は日が短くなったのであっとゆう間に暗くなりました。
初日は睡眠不足だったり沢で足が冷えてしまったこともあり20時には就寝し翌日に備えました。

10/9 曇り後雨
夜中は星や月がきれいでしたが明るくなると雲が増えてきていました。
5:50にテンバを出発。昨日ほどの薮はもうなくて、まあまあ快適。
約3時間歩いて常念小屋へ。稜線を外れたあたりから雨が降り始めました。
何とかバスに間に合いそうだったのでとにかく歩きました。一心不乱という言葉がぴったり。
おかげで16時すぎに上高地に到着でき無事に16:30のバスに乗れました。

一般道の踏み跡だからと油断していましたが廃道になるにはそれなりに理由があるんですね。当時もさほど足元は良くなかっただろう箇所でのさびたワイヤーや苔むしたトラロープ、腐ったハシゴ。設置されてない場所も崩れたのか不安定な箇所が多く、草刈りをしたとしても一般道としてはなかなか厳しいなぁと思いました。基本的にトラバースが多いのも理由にあるかもしれません。
予想以上にスポット的に天候が良かったから突っ込めたルートでした。敗退も薮がひどいから難しいところだったので、無事に周回できてよかったです。
ありがとうございました。
目指す常念は遠い…

トラロープがありましたが怪しいのでロープを出して懸垂してから少し登り返しながらトラバース

常念小屋とその向こう