錫杖岳

日にち:2024年3月24日
山域:錫杖岳
メンバー:T野、他1名
錫杖岳の岩屋には天使が住んでいた!

木曜にすごく降ったみたいで、50-100㎝前回にも増しての積雪とそのうえ高温。場所によっては150㎝くらいあったんじゃないでしょうか。。
金土と荒れた天候で、しかし土曜日は高温雨で雪は解けてた模様。ラッセル敗退の予感はあったものの、「土曜日に入山しても濡れるだけだしね」と前夜発・道の駅泊りで朝4時ごろ駐車場を出発。
雪は土曜の雨で減ったはずだが表面凍って中は新雪状態の激ラッセル。
いつもなら小一時間で到着する渡渉地点も2時間ラッセルしてもまだ渡渉できてないよ。

「これでは岩屋まであと6時間かかるなあ。。」「12時に岩屋だったら14時にルート取りつき?」
と、後ろからライトがおいついてきて輝く天使降臨!3人めちゃはやでラッセルしてくださり我々にも時々まわしてもらうが、わたしなど2番手だとリードにおいつけなくて抜かれてほとんど3人でラッセルしてくださった。
背後霊のように後ろを歩きながらお話をうかがっていると丸東のタテガビン、??、え、今でも行く人がいるんだ!トンネル通れなくなって冬どうやって行くのあそこまで?
「錫杖、毎週来てるんですか?」と尋ねると月曜日から水曜日までいて中二日でくるはずだったけど今日になった、とのこと。
水曜のトレースなんて全く消えてたから木曜の雪すごかったんだな。それに前回も岩屋まで6-7時間要した、とのこと!すごいですね!!

お話からすると某山メーカーとか山カメラマンとかプロの方々のようだ。
錫杖でのぼってないのP4ルーフとリトルウィングだけなんだそうだ、、、天使はぎりぎりまでラッセル付けてくださり、リトルウィングへむかった。一般人は3ルンゼへ向かいます。。
ところがとけた雪が岩に載ってるだけで1ミリも凍ってないじゃん、うげ。。
それでも2ピッチ延ばすが3P目をMさんがドライでやってみて苦労してるうちに昼となる。
氷ないのに水は流れてて濡れるし色々落ちてくるしあんまやる気にならなかったんだよね。
で帰ることにしました。いま気が付いたが、どのようにあのプロ集団は登るのか実は見に行きたかったんだ!とわかりました。

高温でぐさぐさの重いラッセルをこなして壁についたらアイスなかった。わたしらあほ?
このたっぷりの雪が溶けてまた凍っていただくことがあればなあ(仮定形否定)。。
R4凍らないかなあ。ウィンターカームバーっく!

天使のひとたち、わたしらが戻ったと同じタイミングで戻ってこられて私が朝暗いうちに落としたアイスクリッパーを拾ってきてくださった!家宝にします!
リトルウィングどうでした?って聞いたら「沢登でした。」
3ルンゼどうでした?て聞かれたので 「沢登でした」って笑いました。
笑いごとでなく温泉行ったら自分沢臭がしました。