スコットランドにトレッキング

 6/17から7/1、スコットランドにトレッキングに行ってきました。
当初スコットランドのロングトレイル ウエストハイランド・ウェイ(152km)にチャレンジしようかと思ったが、7日間テントを担いで毎日20km以上の距離を歩くのは今の体力では無理。なのでトレイルの一部を絡ませ、登れる山に登り、後は列車やバスで移動しながらスコットランドの自然を堪能する旅を計画した。
行先は文豪達が愛した湖水地方のウィンダミア、スコットランドの首都エディンバラ。その後イギリス最大の淡水湖ローモンド湖畔でキャンプ、ハイランドの名峰への入口フォートウィリアムで英国最高峰ベン・ネヴィスに登り、氷河によって形成されたダイナミックな地形が象徴的なスカイ島でのトレッキングを楽しむことにした。

6/17(水) 小松空港〜羽田空港・成田空港〜ドーハ
6/18(木) ドーハ〜マンチェスター

6/19(金) マンチェスター〜ウィンダミア
湖水地方のウィンダミアは人気の観光地らしく、翌日のツアーを申し込もうとしたら全て完売。仕方ないので、1日バスフリー乗車券で見どころを回ることにした。

6/20(土)   晴れ
昨日計画した通り今日はグラスミア、ケズィックを巡るウォーキング&バス観光へ。
グラスミア湖畔は樹林に覆われ涼しくて気持ちのいいウォーキングが楽しめた。
ケズィックではキャッスルリッグ・ストーンサークルへ。急坂を登ると広大な草原の中に48個の卵型の石のオブジェ。丁度その中でヨガをやっている人達がいた。石から気をもらっているんだろうか。

6/21(日)    快晴
朝涼しいうちにフットパス オレストヘッドへ。頂上からの展望は湖水地方らしい田園風景と連なる峰々、そして湖と絵に描いたような光景。ずっとたたずんでいたくなる。
今日はウィンダミアからエディンバラへ列車の旅。
エディンバラは人の波がすごい。ウィンダミアの田舎からいきなり大都会へ放り込まれた感じ。エディンバラは急な坂道が多くて大変。宿まで行く途中、象徴的なモニュメントやタータンチェックのキルトをまとった男性もいて、あぁスコットランドだなぁと実感。

6/22(月)    曇り時々小雨
エディンバラは歩ける範囲に主だった観光スポットがあるのがうれしい。
エディンバラ城は外から見るだけ(事前予約が必須らしく、当日券は売り切れ)。最近はとにかく予約が必要らしい。昔みたいに行き当たりばったりの旅はもう難しいのかも…
ますはフットパスのアーサーズ・シートを登る。頂上からはぐるりとエディンバラの街をはじめ美しい海岸線も見渡せ、まさに「アーサー王の玉座」。続いてこちらも街を一望できる「カールトン・ヒル」へ。そこから印象的なゴシック様式の塔スコット・モニュメント、ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーの建物を見て宿へ戻った。

6/23(火)    晴れ
今日はエディンバラから列車でバーロッホ、バスを乗り継ぎローモンド湖ラスへ。
リゾート地ラスは水上アクティビティを楽しむ人達で賑わっていた。
明日は朝フェリーでベン・ローモンドの麓の村ロワーデナンに渡り日帰りハイクの予定だったが、確認するとフェリーは金・土の16:15のみに間引かれていた。これじゃベン・ローモンドハイクは無理。仕方ないので明日は半日クルーズとトレイル歩きを楽しむことにした。
ローモンド湖畔では2泊のキャンプ予定。2泊で£20(4,500円)ととてもリーズナブルでありがたい。
テントサイトは快適。対岸のベン・ローモンドが望め、芝生の上で広々としていて風があって気持ちいい。こんなところでのんびりするのもなかなかいいね。

6/24(水)    快晴
ローモンド湖のクルーズツアーはラスから45分の島に渡り、散策タイム後、戻って来る。天気がすこぶるよく、湖面も静かで周りの景色がきれいに映り、今まで経験した中では最も充実したクルージングだった。
登れなかったベン・ローモンドもでっかく見えたし。
ラスに戻ってローモンド・フェアリー・トレイルをのんびり散策。
テントに戻ると列車の予約サイトOMIOから重大なお知らせが…『天候(高温)による運行障害(線路の温度が上がり過ぎて歪む危険あり)で列車の遅延、運休の可能性あり。計画の変更を検討することを推奨』とのこと。
えー、ここで計画の変更なんて無理! 何とか無事列車が動くことを祈るしかない。

6/25(木)    快晴
昨夜はちょっと不安な気持ちで過ごしたが、幸いOMIOから『列車は定刻運行』のメールが届きホッとする。
2晩お世話になったテントサイトともお別れ。テント撤収しているとちっちゃい虫がうるさい。これが悪名高いミッジ(ブヨ)か?気が付かないうちに何ヵ所も噛まれて痒い。
ラスからバーロッホまでバス、列車に乗り継ぎフォートウィリアムへ。
ハイランド2番目の都市フォートウィリアムは結構賑やかでバックパッカーが多い。
宿から近いハイキングコースのカウ・ヒル(9kmの周遊コース)へ。リニー湖とフォートウィリアムの町を眼下に見て、ハイランドの自然を手軽に満喫できるいいコースだった。

6/26(金)    曇り〜雨〜晴れ
昨夜は雷雨だったが、朝起きると曇り模様。
バスでベン・ネヴィス山(1334m)ビジターセンターまで行くが、バス時刻の変更等で登山口の出発は10時。
標高差は約1300mなので白山くらいの感じ?
天気が曇りの分、涼しくて登りやすい。途中ガスガスになるも標高500mから上はガスも晴れ、ハイランドの景色が眼下に広がる。
湖と山々の作る雄大なロケーションに目がくぎ付けになる。
それにしてもさすが英国最高峰、多くの登山者で大賑わい。
上部の立派なケルンが出てくるあたりからもう少しかな、と思うが頂上は遠い。最後はやっぱりガスで何も見えない。他の国同様、山頂の標識は無い。雨が降ってきたので早々に下山。

6/27(土)    小雨〜曇り
朝から小雨模様。今日は最後の目的地スカイ島のポートリーへバスで移動。「スカイ島」とは、「翼のある島」の意で、地図で見るとまさに鳥が翼を広げたような形をしている。
そこにある岩の尖塔オールドマンオブストールの写真に惹きつけられて、どうしても実物を見てみたくなったのだった。
ただ、ポートリーの宿は高くて一番安いゲストハウスでも2泊で70,000円だった。
しかも明日は日曜日でバスは運休。移動はタクシーしかなくオーナーに予約してもらう。

6/28(日)     曇り〜小雨〜晴れ
朝から予約したタクシーが来ないトラブルはあったが、町まで歩いて行き、別のタクシーでオールドマンオブストール駐車場へ。
ここも大勢のハイカー。1時間でビューポイント。ほとんどのハイカーはここで引き返すようだ。
オールドマンオブストールの姿を望むまでは日本の岩壁とさして変わらないなぁと思っていたが、さすがにその象徴的なフォルムは感動的だった。
ストール山に向かう人がいたので私もそれに続くが、ここからスコットランドの風の洗礼を受ける。雨はやんだが全く遮るもののない大地に吹く風は半端ない。
油断すると飛ばされそうだ。ゴルフの全英(セントアンドリュース)の強風が納得できる。何とか風に抗いストール山に着いたと思ったらザックカバーを飛ばされてしまった。
もうこの強風は耐えられないと私はピストンにしようとしたら、若いお兄さんや後から来た女性2人は周遊ルートで下りるらしくアプリでルートを見せてくれるので、ついていくことにした。
若いお兄さんは日本人とアメリカ人のハーフで、アメリカ在住とのこと。彼はとても紳士的で何度も後ろを振り返りながら先導してくれた。
下りは結構ぬかるんでいるが、頂上付近の強風は和らいできて割と短時間で下山。
帰りのタクシーを待ちながら、白波立つ海原と島々、吹きすさぶ風、スコットランドらしい風景を十分目に焼き付けた。

6/29(月)  ポートリー〜インヴァネス〜ロンドン
6/30(火)   ロンドン〜ドーハ
7/1(水) ドーハ〜成田空港・羽田空港〜小松空港

中東情勢悪化の影響で航空便がどうなるか不安はありましたが、幸いカタールのドーハ経由便は問題なく運行。機内はほぼ満席でした。
今夏の欧州の熱波の影響で列車が運休するかも…との不安情報も途中ありましたが、スコットランドは結構過ごしやすく、やっぱりここ最近の日本の暑さにうんざり。
美しい自然や荒々しい景観、中世の雰囲気を残す街並み、スコットランドは以前から心惹かれる地ではありましたが、今回その魅力を存分に味わうことが出来ました。
ちなみに費用は航空券等が29万円、宿泊、交通費、食費、クルーズ等で28万円、トータル57万円程度でした。