【山行報告】焼岳(餌掛林道から)

日時:2019年2月24日
山域:北ア 焼岳
メンバー:N畑、A瀬

過去に2度敗退している餌掛林道からの焼岳。今回は敗退はしないのだ!と強い決意で臨み行ってきました。
【山行報告】焼岳(中退) 2014/4/6
【山行報告】焼岳(中退) 2015/3/14

2:30に金沢を出発。道中雪の無い国道に「2月とは思えない」「林道に雪あるかな?」と話ながら車を走らせる。
5:00 餌掛林道の入り口を出発。
林道には雪があるがカチカチです。途中で側壁から雪が雪崩れた片斜面などを乗っ越しながら、大棚に上がる。
大棚の斜面を上がっていくがやはり雪は少なく、ブッシュや地形が出ている。うーん、帰りが難儀しそうです。
斜度が出てきた所で早々にスキーアイゼンを装着。
そしてGPSを持っていながらもルーファイミスで変なトラバースをしてしまいタイムロス。勿体無い。
h=1990のコルに上がり、h=2124のあたりの迷路をウロウロ。
その上の急斜面はカチカチクラストなので、アイゼンを履いて直登。ここも帰りが難儀しそうです。
急斜面の上は楽しそうな広い沢があり、板に履き替えてカツカツと上がっていく。
11:00 山頂直下でスキーでは厳しくなり、板をデポして山頂に立つ。
山頂には中の湯からの登山者が続々と上がってくる。
「スミマセ~ン、写真撮ってもらっていいですか~」とさっきまでの静寂の山とのギャップにクラっとする。
山頂で硫黄混じりの蒸気を眺め、西穂高岳・笠ヶ岳・乗鞍岳・白山を遠望。大満足!
では下りましょうか。
クラスト雪+露岩の直下急斜面は私のスキー技量では無理と判断し、アイゼンで山スキー向きの斜面まで下る。
山スキー(山ボード)で広大な斜面を楽しみ、その下の急斜面はだましだまし滑り下る。
しかしN畑さんはボードで急斜面にもターンを刻みながらガンガン滑っていく。「すごいですねー!」
h=2124の迷路はシールを貼ってクリアし、あとはコルから谷筋を下りて大棚を目がけて滑り下る。これもなかなか試練の山スキー。
林道に立ち、しばらくは手漕ぎで歩き、林道の片斜面は無理せずスキーを脱いで、林道をブレーキを掛けながら滑り下って車に帰着(14:00)。お疲れ様でした。

3度めの正直で、やっと餌掛林道から焼岳を踏むことができました。
クラスト雪のおかげでラッセルは皆無でしたが、残念ながら滑りがまったく楽しくないという結果に。

5:56 クラストした林道を順調に上がっていく。あの光は新平湯温泉あたり?

6:33 大棚にある看板。一般車両立入り禁止なので、工事関係者以外見ないんだよね。

7:29 大棚から上を目指していきます。雪がクラストしててヤダ

7:40 ルーファイミスしてこんな所に(この時は気づいてないです)

9:34 クラスト急斜面は素直にアイゼン登高が早い。けどふくらはぎに来ます

10:35 頂上も近いです。天気が良くて景色も最高です

10:53 頂上から見える水蒸気上げる噴煙

10:54 山頂に到着です!バックは白山

11:55 気持ちの良い斜面に滑り込んでいきます!今山行で一番よい斜面でした。後は…

13:02 N畑さんはボードでガンガン攻めていきます!すごい!!

14:06 太ももをプルプルさせながら車に帰着。お疲れ様でした